こんにちは、てぃらのです。
MCバトルが好きな皆さん、こんな経験ないですか?

なんで〇〇が負けたの?
〇〇の方がちゃんと韻踏んでるのに
おそらくすべての人が一度は経験したことあるのではないでしょうか。
今回はそんなMCバトルのルールと勝敗の決め手について紹介します!
ルール

まず、MCバトルには明確なルールというものは存在しません。
ただ大まかな流れを説明するならば、
- 対戦カードの発表
- ビートチェック
- 先攻後攻を決めるジャンケン
- バトルスタート
- 終了後歓声の大きい方の勝利
この5ステップが大体の大会の流れです。
ただし大会によっては先攻後攻が事前に決定していたり、判定が審査員制だったりと細かい違いがあるので、そこは各自でチェックしましょう。
勝敗の基準
では次にバトルの内容でどうやって勝敗を決めるのかという話をしていきます。
結論から言うとよりお客さんに「ヤバい!」「カッコいい!」と思わせたMCの勝利です。

え?じゃあスポーツみたいに明確に勝ち負けの基準はないってこと?
はい、そのジャッジの感性は人によって違います。
そのため、ここからは多くの人が考える勝敗の基準について紹介していきます。
韻(ライム)
まず一つ目は、皆さんも聞いたことがあると思いますが、韻(ライム)です。
韻を踏む、とは母音が同じ言葉を並べることを指します。
一つ例を紹介すると、
例えば”ライム”という単語で韻を踏もうと思ったとき、母音は”あいう”なのでアイス、マイク、バイクなどの単語が韻を踏んでいると言えます。
これを即興で韻を踏んで返したり、長い文字数を踏んだり、しっかりと意味の通った文脈で踏むことでよりヤバい!と思わせることができます。
- R-指定(Creepy Nuts)
- FORK(ICE BAHN)
- 晋平太
- GADORO
- SAM
など
これは最近テレビでも活躍しているR-指定の有名になる前のバトルです!
字幕もあってわかりやすく韻を踏んでいるのでぜひご覧ください!
フロウ
続いて二つ目はフロウ(ビートアプローチ)です。
これは流れるビートに対して、どのように言葉を乗せる(ハメる)ことができるかというスキルを表すものです。
韻が言葉を重視した文学的なスキルだとするならば、フロウは音楽的なスキルと言うことができます。
文字では表現しにくいので、以下のMCの動画をぜひご覧ください。
- 鎮座DOPENESS
- MU-TON
- 句潤
- 黄猿
- ID
など
これはYouTubeに上がっているバトルの中でもトップクラスの再生数を誇っている試合です。
バイブス
三つめはバイブスです。
バイブスとは熱量や声量などどれだけ気持ちがこもっているかということです。

それってスキル関係ないってこと?
声量や声質などもラッパーにおいて大切な要素なのでそれは少し違います。
しかしスキルやセンスといった話とは少しズレますね。
というのも初めに述べた通り、バトルは基本的に客判定で行います。
ですからどれだけ客の心に響くラップができるか、というところも一つの基準となります。
- 輪入道
- NAIKA MC
- CIMA
など
比較的バイブスが高いイメージのあるMCを3人挙げましたが、大会の規模や相手によっても熱量は変わりますし、大きい大会では基本みんなバイブス満タンだということも知っておいてください!
アンサー
4つ目はアンサーです。
個人的に日本のMCバトルではこれが一番重視されているイメージがあります。
相手のディスに対して返す口喧嘩の強さや即興性が求められるのがこのスキルです。
- 呂布カルマ
- RAWAXXX
- GIL
- 早雲
など
どこを重視するべき?
結論から述べると、どこを重視しても構いません。
韻が好きな人は韻を、フロウが好きな人はフロウを、と好みは人それぞれです。
ただ一般的な勝敗の基準としては対話の内容、そして即興性の高さが重視されることが多いです。
しかし楽しみ方は自由なのでそれぞれ思い思いの見方をして盛り上がりましょう!
まとめ
今回はMCバトルのルールと勝敗の基準についてまとめました。
私もバトルを見始めたころはルールがわからないことが多くありましたし、今もあまり審査に納得いかないこともあります笑
そんなときは他のヘッズの意見を聞いたりすれば視点が広まってより楽しんでバトルを見ることができると思います!
皆さんもこれからたくさんMCバトルを楽しみましょう!!
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