【凱旋さいたまスーパーアリーナ】結果・ベストバウトまとめ

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MCバトル

こんにちは。そしてお久しぶりです、てぃらのです。

前回のブログ更新日から半年以上経過してしまいました。。。

私生活が忙しくあまり更新できていなかったのですが、今後ぼちぼち活動を再開させていきたいと思います。

改めてよろしくお願いします!

というわけで早速本題に入っていきたいと思います。

今回ブログを書こうと思ったのは先日配信で視聴した「凱旋MC battle in さいたまスーパーアリーナ」がとても面白かったからです。

話題になっている¥ellow bucks vs MU-TONをはじめ、かなり見応えがありました。

そのため各試合ずつ感想を書いていきたいと思います。

なお、アーカイブは現在も配信されており、5月21日まで視聴することができます。

【9月30日更新】

感想を見る前に視聴したい方、またはこのブログを読んでバトルを見たいと思った方は下のリンクからどうぞ

トーナメントはこのように事前に決められていました。

では各試合まとめていきます。

各バトル左に書いたMCが先攻、右に書いたMCが後攻となります。

また、一行目に書いてある曲がビートになります。

なお、ビートのアーティスト名に関しては、文量を減らすため、feat.表記などは控えておりますので、あらかじめご了承お願いします。

そしてここからはレポート形式となるので敬称略とさせていただきます。

よろしくお願いします。

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1回戦

eyden vs T-pablow

CHEMICAL/Red Eye

2021年ラップスタアとその審査員の対決。

T-pablowは登場の際に名前が呼ばれてからかなり遅れて現れる、小節のラストを余らせるなど、かなり落ち着いて余裕があった。

一方eydenはバトルに対しての熱はあまりなく遊びに来たというスタンスで、ある意味eydenらしいラップを披露。

そのeydenに対し”出場したならしっかり客盛り上げろよ”というT-pablowのディスがしっかり刺さり、5-0でT-pablowの勝利。

RAY vs 韻マン

I’m”T”/MC TYSON

RAYは2度目のバトル出場にも拘わらず堂々としており、声の通りもよく得意の歌フロウが決まっていた。

対する韻マンはいつも通り踏んでいた。特に”朝からxo”で踏んでいたところがよかった。
個人的には24章よりも調子が良かった印象。

韻マンは一応バトルはラストで、これからは音源をもっと頑張ると言っていたので応援していきたい。

RAY(4)、韻マン(1)でRAYの勝利。

bonbero vs spada

WAVEBODY/JP THE WAVY

バトルの実力未知数同士の対決。

まずWAVEBODYのビートが若手2人のラップスタイルに合っていてかなり良かった。

ただ2人のスタイル上早口のラップが多く、少し聞き取りにくい部分もあった。

しかしラップの上手さは十分に伝わったので、今後も機会があればバトルに出てほしい。

bonbero(4)、spada(1)でbonberoの勝利。

CHICO CARLITO vs ID

Break All/KEN THE 390

ベストバウトが約束されたような対戦カード。実際にベストバウトだった。

CHICOが2バース目に沖縄の話をして、お前(ID)の地元の高知の話をもっとしろよ!と話題を振ってからの”坂本龍馬””また遊ぼうや”のライムが完璧に決まっていてよかった。

IDもスキルフルなラップを魅せたが、地元の話になると沖縄色の強いCHICOの方が優勢だった印象。

CHICO(4)、延長(1)でCHICOの勝利。

SIMON JAP vs 梵頭

最ッ低のMC/般若

凱旋、ADRENALINEと戦い、SIMON JAPが2回とも勝っているこの対戦カード。

ビートも相まってもう少しバチバチな試合になると思いきやそこまでならなかった。

お互いに韻を踏み合い、これまでの4試合とは異なりようやく見慣れたバトルになったという印象。

どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、凱旋福岡ぶりで、久しぶりのバトル参戦となるSIMON JAPの方が有利だったか。

SIMON(3)、梵頭(1)、延長(1)でSIMON JAPの勝利。

JUMBO MAATCH vs DOTAMA

LOYALTY/ICE BAHN

まったく違うスタイル同士の戦い。

しかしどちらも良さが出ていて面白かった。

DOTAMAはいつも通りらしさが出ていたほか、フリースタイルモンスターの般若のサンプリング”うるせええええええ!!”もよかった。

対するJUMBOは弾の部分はもちろん、即興がかなり上手くなっていて、DOTAMAのディスに対してもしっかりアンサーを返していてよかった。

判定は好みが分かれそうだと思っていたところ、案の定。

JUMBO(2)、DOTAMA(1)、延長(1)で延長。

延長戦

蜂と蝶/SOUL SCREAM

蜂と蝶のビートにJUMBOの声やレゲエフロウが合っていてよかった。

DOTAMAもかなり良さは出ていたのだが、JUMBOの堂々としたレゲエパフォーマンスに対して早口で畳みかけるスタイルは少し相性が悪かった印象。

それでもDOTAMAはかなり調子が良かった。

DOTAMA(2)、JUMBO(3)と僅差でJUMBOの勝利。

CHEHON vs 百足

CALL OF JUSTICE/KEN THE390

この試合も面白かった。

HIPHOP vs レゲエ、そして若手vsベテランの構図でバトルらしさが出ていた。

百足vsベテランの構図はやっぱり面白い。

お互いに即興のアンサーが調子よく、ライムも踏みまくっていてとてもよかった。

中でもCHEHONが韻波句徒を歌ったところがファーストテイクの勢いもあってよかった。

CHEHON(4)、延長(1)でCHEHONの勝利。

ベル vs MU-TON

WHO ARE U?/DJ RYOW

これもベストバウト。YouTubeに上がりそう。

まずビートのWHO ARE U?がめちゃくちゃカッコいい。

このビートにベルがめちゃくちゃあっていて、特に2バース目にデンプシーロールで踏んだところは客も一緒に叫んでいて一体感がすごかった。

しかしMU-TONも頭を丸めていて気合の入れ方がすごい。

言いたいことは全部言うと反町隆史のPOISONのサンプリングをした後、¥ellow bucksのライブがダサかったというディスを入れる。

それに対してベルがラッパーには全員リスペクトを送っているというアンサーもよかった。

判定は5-0でMU-TON。しかしベルも1票くらい入ってもいいと思えるくらい良かった。

1回戦感想

1回戦を見たところ、決勝はT-pablow vs MU-TONになりそうだという印象。

それぐらいこの二人の印象が強かった。

また、レゲエdeejayは3人とも1回戦を突破しており、改めて大舞台に強いと感じた。

個人的ベストバウトはCHICO CARLITO vs ID、JUMBO MAATCH vs DOTAMA、ベル vs MU-TON。

2回戦

RAY vs T-pablow

Rep/ZORN

全く接点がなさそうな2人のバトル。

ただ個人的にはかなり好きなバトルだった。

RAYは歌フロウはもちろん、即興のアンサーもグダることなく返していてとてもよかった。

しかしT-pablowの”こんな奴らなら楽勝だろ。俺に勝ちたきゃ呼んでこいRとかZORN”など、ライムがバチバチに決まっていて全てカッコよかった。

RAY(1)、T-pablow(4)でT-pablowの勝利。

CHICO CARLITO vs bonbero

どうってことねぇ/SIMON

2人ともしっかりビートに乗っていてとてもラップが上手く、お互いディスることもなさそうで比較的ピースなバトルだった。

bonberoはまだ若手でバトル初めてでこの大舞台なのにも拘わらず即興でアンサーやライムを返していてかなり良かった。

しかし先輩であるCHICOの方が優勢だった印象。

CHICO(3)、bonbero(1)、延長(1)でCHICO CARLITOの勝利。

JUMBO MAATCH vs SIMON JAP

悪党の詩/D.O

前回の凱旋アリーナの再戦。前回はJUMBOが持ち歌を歌い、SIMONが即興でやれと言うばかりで正直そこまでバトルとしての見ごたえはなかったのだが、今回はJUMBOもしっかりアンサーを返していてよかった。

ベテラン同士のバトルということで、これまでのキャリアで何をしてきたかといった話に。

お互いに信念がありカッコいい。判定は好みが分かれそう。

JUMBO(2)、SIMON(2)、延長(1)で延長。

延長戦

LYRICAL ASSASSIN/HIKIGANE SOUND

ビートが少し早めになり、少しSIMONのペースに。

試合内容に関してはお互いに揚げ足取りのバースが多く、JUMBOの持ち歌があまり上手く使えていなかった印象。

SIMON(3)、JUMBO(2)でSIMON JAPの勝利。

MU-TON vs CHEHON

東京弐拾伍時/DABO,MACKA-CHIN,SUIKEN&S-WORD

試合が始まった際、先攻と後攻の意思疎通ができておらず同時に始めてしまい、グダってやり直しに。

その際に¥ellow bucksが登場し、¥ellow bucks vs MU-TONというエキシビションマッチに。

※このバトルのまとめについては下に載せております。

ということでここではその後に行われたCHEHON vs MU-TONをまとめます。

このバトルの中でもやはり、先ほどの¥ellow bucks戦の話が上がった。

ワンバース目にMU-TONが”¥ellow bucks悪い。本当は思ってねぇ”と言った点をCHEHONが突いて、MU-TONがそれにうまく返せていなかった印象。

CHEHONはこのバトルの1、2バース目ほぼ即興で返していたのだが、しっかり刺さっていてとても良かった。

このアンサー力と持ち歌をかけ合わせれば今年こそどこかの大会で優勝しそう。

ということでCHEHON(4)、延長(1)でCHEHONの勝利。

エキシビションマッチ

¥ellow bucks vs MU-TON

BLACK BOX/JUSWANNA

「やろうぜ」と言って登場したバックス。

バトルの内容は1回戦でMU-TONがバックスのライブがダサいと言ったことに関して。

詳しい内容は他の方も載せているほか、実際に配信を買って見てほしいので詳しくは書かないでおく。

全体的な感想を述べておくと、小説の締め方や湧きどころの作り方はバトル慣れしているMU-TONの方が上手い。

しかしバックスも初バトルなのにも拘わらずめちゃくちゃカッコよく、アンサーも筋が通っていてかなり上手かった。

判定はつけずに終了。

しかしかなり見ごたえのあるバトルだったのでぜひ見てほしい。

なおバトル後バックスは笑顔でMU-TONと握手したあと、「判定もクソもねぇ、言いたいこと言いに来ただけ。ありがとう凱旋」と言って帰って行った。

去り際までしっかりカッコよかった。

2回戦・エキシビションマッチ感想

¥ellow bucksが参戦した驚きが大きすぎた。

バトルは初めてであるはずなのに、フリースタイルでもしっかりカマしていて、ラッパーの基礎体力というものを思い知らされた。

そしてその流れで1回戦を見た段階では決勝に行くと思っていたMU-TONが敗退したのも驚いた。

2回戦を終えた段階では決勝はT-pablow vs CHEHONの曲売れてるアーティスト同士になるのかなという印象だった。

個人的ベストバウトはRAY vs T-pablowと¥ellow bucks vs MU-TON

準決勝

T-pablow vs CHICO CARLITO

Face to Face
非選択:So What(MU-TON vs K-rushのビート)

初代モンスター同士のバトル。

アップテンポのYANATAKEビートとゆったりとしたCELORYビート。

ビートによってこのバトルの雰囲気が決まりそうだと思っていたところ、選ばれたのはCELORY。

ビート通りそこまでバチバチにはならず、落ち着いて会話をするようなバトルだった。

CHICOはとても楽しそうにラップをしており、お互いに相手のバース中に笑う瞬間も見られた。

しかしその中でもT-pablowは、”ラップしてなかったら入ってる刑務所。けど今稼ぎすぎて目つけられてる税務署”などT-pablowらしいライムを踏んでいたほか、2人目の娘が生まれたとも告白し、会場の空気をつかんでいた。

T-pablow(3)、CHICO(1)、延長(1)でT-pablowの勝利。

CHEHON vs SIMON JAP

前人未踏/韻踏合組合

この試合もバチバチになるかと思ったが、シンプルなライムの踏み合いだった。

CHEHONの持ち歌に対して即興の韻で食らいつくSIMONはすごい。

ただバースの完成度的には個人的にはCHEHONの勝利かなと思ってしまった。

CHEHON(2)、延長(3)で延長

延長戦

ホントのコト/般若

SIMONのネタだというディスに対し”即興も交えているし、カッコよかったらええやろ”とアンサーをしっかり返すCHEHON。

前半はCHEHONの雰囲気だったが、後半になるに連れお互いにグダり始め、即興で踏めるSIMONが持って行ったように見えた。

ただし、お互いのバースの完成度は延長前に比べると下がってしまっていた印象。

CHEHONはラストバースに”言うことなさ過ぎてダルい”と言ってしまっていてもったいなかった。

SIMON(4)、CHEHON(1)でSIMON JAPの勝利。

決勝

T-pablow vs SIMON JAP

Neva Enuff/ZEEBRA
非選択:AREA AREA/OZROSAURUS

先攻のT-pablowがこの大会初の16×2を選択。(準決勝はすべて8×4だった)

このバトルに関してはひたすらT-pablowがカッコよかった。

SIMONも噛みついていったり、即興で韻を落としていたが、観客にはあまり刺さっていなかったように見えた。

一方でT-pablowの”あんたの仲間は未だに売人や日雇い?だったらラップスタアって呼ばれる日は遠い”

“俺がマンネリ化したバトルシーンに来た救世主。BAD HOPだったらアリーナは2days”

この二つのライムがとにかくカッコよかった。

判定はT-pablow(3)、延長(2)でT-pablowの勝利。

ということで凱旋MC battle inさいたまスーパーアリーナの優勝者はT-pablowとなった。

感想

最後に改めてトーナメントに結果をまとめてみた。

そして今回の大会の見どころは、大きく分けて3つあると私は思う。

見どころ
  • T-pablowのバトル復帰
  • ¥ellow bucks vs MU-TON
  • 豪華な4組によるスペシャルライブ

この3ポイントの中で気になる点がある人は配信を視聴した方がいいと思う。

そして個人的ベストバウトは以下の6つだ。

個人的ベストバウト
  • CHICO CARLITO vs ID
  • JUMBO MAATCH vs DOTAMA
  • ベル vs MU-TON
  • RAY vs T-pablow
  • ¥ellow bucks vs MU-TON
  • T-pablow vs CHICO CARLITO

しかし、人によっては「YouTubeにベストバウトが上がるのを待てばいいや」という人もいるだろう。

しかしT-pablowの圧倒的主人公感や、¥ellow bucksがステージ上に現れたときの空気感は大会通して見なければわからないだろう。

また、¥ellow bucks vs MU-TONはYouTubeに上がらない可能性が大きいと個人的に思っている。

というわけで、もう一度リンクを貼っておくので気になった方はぜひご視聴下さい!

DVDの購入はこちらのリンクから

また、凱旋では以下のDVDも販売されているため、合わせてご覧ください!

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました!

8か月ぶりのブログ更新でしたが、過去最高の文字数になってしまいました笑

久しぶりにブログを書く楽しさを得ることができたので、今後もぼちぼち書いていきたいと思います!

今回のようにMCバトルに関しての記事や、日本語ラップの音源について。

また、前々から書きたいと思っていた本のレビューや、大学生活についても書いていきたいので、気になる方はぜひチェックお願いします!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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